音楽の道に進む?進まない?

夏休みも終盤、いっぱい遊んで夏しかできないこと、みんな楽しんでますでしょうか?

私も今年は旅行に行ってきましたが、生徒さんたちもお出かけされた方が多く、旅行が楽しかったことや、お出かけが楽しかったことなどお話してくれます✨

旅行は楽しいのですが、やっぱり1日中動き回るって、結構私的には辛くて(インドアなので。笑)、お出かけしたり旅行した話を聞くと、最近では、“パパとママ、元気ですごいなぁ~。”っと尊敬しております。

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■音楽大学にいく?いかない?

私自身すごく上手だったわけでも、小さい時から頑張っていたわけでもないので、私が経験したり、そこから学んだことにはなりますが、今日はこれについて書いてみたいと思います。

よく、「音楽大学にいかせたいわけではないので、ピアノはのんびりでいいと思っているんです。」というお話も聞きます。

もちろん、ピアノの習い方は人それぞれですし、ピアノを習うからといって全員が音楽の道に進むということはないと思いますし、たとえ毎日一生懸命練習していてもしていなくても、その子が楽しく続けてくれるのが一番だと私も思っています。

■毎日ピアノを練習していたら音楽大学にいける?!

では、毎日練習していたら音楽大学にいける…と思う方もいると思いますが、残念ながらそれはちょっと違ったりするかもしれません。

もちろん、毎日練習していればすごく上手にはなると思います。

でも、音楽大学にいきたいとなれば、【基礎の教本】をある程度終わらしておくことが大事になります。

音楽大学の受験は、ピアノの実技課題があります。

学校によって傾向がありますが、だいたい毎年同じような課題曲がでます。(学校によって違うかもしれません。)

正直、その曲さえ弾ければ合格はできるかもしれませんが、例えばレベルが伴っていないのに、その曲だけめちゃくちゃ練習して弾けたとして合格できたとしても、大学に入ってからも定期試験でピアノの課題曲があるので、弾くことについていけなくなるかと思います。

私は、何度も言いますが(笑)、音楽大学にはいりたいと思って、レッスンを受けていなかったので、小さい時から本当にのんびりのんびりピアノを弾いていたんです。

でもね、ピアノが大好きだったので、宿題の曲はあんまり弾かなくて、学校の曲とか好きな曲とかば~っかり弾いてたんです。でも、弾くのが好きだったので、中学校の時は、合唱コンクールの伴奏や、卒業式の時の伴奏もしていました。懐かしいです。

でも、本当に趣味の範囲だったんです。だけど、みんなが大学を決めて勉強をはじめていく高校一年生のときに、私も自分の進路を考えて「音楽をもっと勉強したい!」と決めてから、先生にも伝えて、毎日何時間も練習するようになりました。

そこから教本ががらりと変わりました。

趣味で弾いていた曲は封印し、基礎の教本と受験曲と同じ曲集を弾くという毎日になりました。

レッスン時間も増えましたし、レッスン回数も増えました。

みんなが塾に行っているように、私もピアノのレッスンにいって、家でみんなが勉強している時間はピアノを弾くという感じでした。

と、そんな私なのですが、音楽の学校を出たらそれで終わりではないので、色んな先生に習ったり勉強したりで学び続けております。でも、そうやって続けていったり、こどもたちにピアノを教えていく中で、なぜこの曲が受験の課題曲になっているのかとか、この曲集をやっといたほうがいいという意味がすごくわかるようになりました。

ピアノのテキストは、本当に色々あるので、趣味で続けるのなら弾かなくてもいいんじゃないかなと思う教本もあります。

もちろん、ずっと続けてほしいからこそ、弾いておいてほしいという教本もあります。

でも、音楽の道に進むのであれば、堅苦しい(といったら失礼ですね。笑)、王道の教本を終わらしておいた方がよいです。でも、それが苦手で、その本を取り入れることになったがために、ピアノが嫌になってしまうくらいなら、趣味で続けていくのなら、取り入れなくてもいいのでは…と思ったりもします。

ということで、本当にこれは一例ですが、音楽の道に進むならやっておいた方が良いと思うテキストは、

・スケール

・ツェルニー30番40番

・バッハ

目指す学校にもよりますが、この辺りは小学生の間には弾いておいた方がいいかなと思います。

ソナチネ、ソナタも簡単な曲なら少しはじめていれるといいかなと思います。

でも、私の友人は上記の教本をやっていない子もいましたので、絶対ではないと思います。

あと、予備でハノンもやっているといいなと個人的には思います。

音楽大学を受験するときに

「どんな教本を終わってますか?」とかはもちろん聞かれません。

でも、受験曲が弾けるレベルにいないと、中に入ってからが大変・・・という感じではあります。

どんなものもきっとそうですよね。

テストに受かるためだけの勉強しても、それ以外のところができなかったら、自分が後々困るというのはどの分野も同じですよね。

上記に挙げた曲集以外も色々とあるかもしれませんので、一例としてとらえていただけたらと思います。

趣味で続けていく教本、音楽の道に進みたいならばの教本、色んな教本があります。

大事なのは、生徒さんの気持ちだと思っています。音楽の道に進みたいと思ったら、ぜひご自身のピアノの先生に早めに相談してくださいね!