1日10分のピアノ練習と2時間のピアノ練習どっちが頑張ってる?②

一日10分の練習と2時間練習、どちらが頑張っている?の記事の続きです。

今日は急に例え話から…(笑)

A君

・小さい時から毎日2時間の練習をずっと続けてきたので、難しい曲も少し練習したら弾けるまでに実力をつけてきました。

・伴奏に憧れがあって絶対に伴奏者になりたい!と強い思いがあり、伴奏の楽譜も少し練習したら最後まで弾けました。

・本当はもっと完璧に伴奏を仕上げたいけど、他にもピアノの教本の宿題や基礎練習がいっぱいあるから、伴奏曲の練習は1日10分。あとの1時間50分は他の曲の練習をしています。

B君

・小さい時から毎日の練習はコツコツ30分。練習したら難しい曲にも挑戦できるくらいの力はつけてきたけど、伴奏の楽譜はちょっと難しく感じます。だけどたくさん練習すれば最後まで弾けそう!

・伴奏に憧れていて伴奏者になりたいと思う気持ちはA君と同じくらい強い気持ちです。

・伴奏の楽譜をもらってからは毎日2時間の練習をするようにしました。オーディション前は伴奏の楽譜だけを練習して、他の楽譜はしばらくお休み。

   それぞれ、二人は同じくらい上手に伴奏を弾けるようになりました。

という二人がいたとします。

うちの生徒さんとかではなく例えばの話なのですが、このお二人の頑張りを読んだみなさんはどちらの方が伴奏やりたくて頑張っていると思いますか?


もちろん、頑張り度合いに評価なんかつけられないですし、人それぞれ色んな環境で頑張っているので、その子にとって100%頑張れたらそれでいいということが大前提なのですが、でも誰かを選ばないといけない、コンクールやオーディションはこうゆう場合もあります。

皆さんは、演奏の出来が同じだったらどちらを選びますか?

・・・難しいですよね。

こどもたちの「伴奏者になりたい!」という気持ちは一緒なのですから。。。

Aくんは伴奏曲を一日10分しか練習できなくても、小さい時からコツコツと基礎と技術を積み上げてきたおかげで一日10分で曲を仕上げられるまでの力をつけたのです。

また、Bくんは、いつもの練習時間よりも増やすようにして、伴奏曲に一日2時間練習するようになりとても頑張っていることが伝わってきます。

どっちの方が・・・って難しいですよね。

上記の例えばは、ピアノの話にしましたが、他の世界でもどんな場面でも起こりえることだと思います。

大人が努力や頑張りを平等に感じたり、また、お友達の頑張りを見つけたら称えられたらいいなと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました!