習い事への保護者の関わり
ピアノ教室の特色と、私が大切にしていること
街にはたくさんのピアノ教室があります。
特色や方針をしっかり書いてくださっていると、通う側にとってはとてもありがたいですよね。
例えば…
◆ コンクール入賞実績あり!金賞生徒多数!
◆ ピアノを習うなら毎日練習することが入会条件!
◆ 習い事の掛け持ちはご遠慮ください!
◆ 保護者の付き添い必須
◆ アコースティックピアノ以上をご準備ください
このように、それぞれのお教室で「大切にしている基準」があります。
私のお教室のスタンス
私は、こうして厳しく指導してくださる先生方がいるからこそ、
「コンクールはいいです」「人前で弾くのは苦手です」「ピアノを楽しみたいです」「他に頑張っていることがあります」
そんな生徒さんたちが安心して通えるお教室でありたいと思っています。
なので、
- 電子ピアノでもOK
- 習い事との掛け持ちもOK
にしています。
もちろん「ピアノをうまくなりたい!」という強い思いを持って通ってくださる生徒さんもいて、その気持ちはとても嬉しいので、私も日々勉強しながらしっかり指導しています。
それでも私にとって譲れない基準
- 努力している子を無下にしない
- 全員、等しく平等に接する
この二つだけは、絶対に譲れない基準です。
私が何か判断をするときは、いつもこんなことを考えています。
- 「もし同じケースが他の生徒さんに起きたら、同じ対応ができるか?」
- 「全員が同じ状況になったとき、教室として対応できるか?」
- 「自分が反対の立場だったらどう感じるか?」
その結果、外から見ると「えっ、どうして?」と思われる判断に映ることもあるかもしれません。
でも、そのとき私ができる精一杯であり、教室全体を考えての決断です。
生徒さんや保護者の声から考えること
長くお教室を続けていると、保護者の方から
- 「こうしてほしい」
- 「これは避けたい」
といったご要望をいただくこともあります。
できることもあれば、他の生徒さんや教室全体を考えると難しいこともあります。
そんなときは、私の考えをしっかりお伝えするようにしています。
お教室は先生の想いで形づくられる
例えば「必ず年に一回はコンクールに参加してください」というお教室に、
「うちの子は出たくないので、出なくてもいいですか?」と相談したらどうでしょう。
そのお教室はコンクールに挑戦することを大切にしているのですから、
「うちでは難しいです」となるのも自然なことだと思います。
逆に、私のお教室のように「ピアノを楽しむ」ことを大切にしている場所もあります。
どちらが正しいというわけではなく、
お教室は先生の想いが反映される場所 だからこそ、
それぞれの方針があっていいのだと思います。
そして、生徒さんや保護者の方が、自分に合うお教室を選ぶ基準になるのだと思います。
おわりに
私のお教室も、私だからこそできる形で、生徒さん一人ひとりに寄り添える場でありたいと思っています。
どんな子も努力を認められ、安心して通える場所であること。
それが、私がピアノ教室を続けていくうえで一番大切にしていることです✨

