初見力をあげる!
「あの子上手だなぁ~」
「難しい曲を弾けててすごいなぁ」
って思う子いますよね。
一年かけてコツコツと練習して発表会や人前で弾いている子もいれば、難しい曲でも2,3か月の短期間で仕上げている子もいます。
初見力があると、1ヶ月あれば最後まで弾けたりするので、残りの2ヶ月で内容を深める…という取り組み方ができます。
そうすると、発表会曲に取り組まない残りの約9か月間は、テキストを進められるので、触れ合う曲数が多くなり、結果初見力がますますあがっていきます。
私も、先生をしてより思うことは、先生に初見力は必須!だと実感です。
弾いたことがない曲を生徒さんがもってきた場合、パッとみて弾かなくちゃいけないことが多々あります。
では、どうやって初見力って力をつけていったらいいの?と思いますが、初見力は「才能」ではなく「経験」で培われます!
1. 毎日、短くて簡単な曲を読む
難しい曲ではなく、簡単な譜面をたくさん読むことがポイントです。
1日1曲、右手だけでもOK。
「はじめて見る曲を、止まらずに最後まで弾く」を習慣にすることで、読むスピードと全体を見渡す力が育ちます。
2. 「止まらずに弾く」練習をする
間違えても戻らない。止まらず、先へ先へと進む練習は、初見力アップにとても効果的。
これは「間違えてもOK」の時間を作って練習の目的をはっきりさせることが大事。
正確さよりもテンポを保って読む力を優先。(ミスしないための部分練習も大事ですが、初見力をあげるとはまた別の内容になります!)
3. リズム読みだけの練習もおすすめ
音符は弾かなくても、リズムだけを手をたたいて読む練習するのも効果的です。
4. 音符を「読む」練習だけでもOK
ピアノ以外の練習では、音符カード。
音符を読む力が鍛えられれば、初見でもスムーズに弾けるようになります。
初見力は、「毎日少しずつ」が何よりの近道。
なので、毎日練習している子は、初見力も自然と力がついてきているのです。
読書も一緒ですよね。
本をたくさん読んでる子は、読むのが早かったり、難しい漢字や言葉もすすっと入ってきます。
新しい本であればあるほど、色んな言葉に触れ合う機会が多くなりますので、より一層知識も増え、読む速さもあがります。
練習していないときでも、「今日のこの1曲、初見でどこまで読めるかな?」というチャレンジをしてみると、自然と力がついていきます。
まずは完璧を求めず、音楽を楽しむ気持ちで続けてみましょう!