一日レッスンを終えて思うこと

毎日のレッスンが終わると、ふと静かになる時間に、今日一人ひとりと向き合ったレッスンを振り返ります。

「ちゃんと笑顔にできたかな?」「この言い方で伝わったかな?」「もっとやる気を引き出せる声かけがあったかも…」
そんなふうに、自分のレッスンを思い返しながら、反省と経験を積み重ねています。

新しいお問い合わせがあったときは、いつも心の中で自分に問いかけます。


「私はこの子のピアノ人生を、楽しく、前向きに、一緒に歩んでいけるかな?」

責任というと少し堅く聞こえるかもしれませんが、”ピアノが弾けるようになる”という目標の先にある「音楽が好きになる」「自分を表現できる」「続けてよかったと思える時間」を大切に育てていきたいのです。

私自身も、子どもを持つ母として、学校や習い事の先生方と接する機会があります。
そんな中で、「この先生の対応、素敵だなぁ」と感じる瞬間があります。
逆に、「こうしてくれたらもっとよかったな」と思うこともあります。

最近は子供の部活動の保護者としても考えさせられることもあり、一人の母として、そしてピアノ講師として――
いろんな立場を行き来しながら物事を考える力は少しついてきたかなと思います。


ただ、前よりあれこれ考えすぎて身動きとれなくなったり、判断が鈍ったり、振り切って前に進めないようにもなってきてる感も・・・苦笑💦

(実はブログも、「これを書いたらそうではない人はどう感じるだろう…」と思ってしまい、どんどん書けなくなってきてしまいました。笑)

世の中には、どんなことにもいろんな考えがあって当然です。
正解は一つじゃないし、反対意見があるからこそ、見える視点もある。
だからこそ、「誰かが少しでも納得できるように動くこと」って、すごく大事だなと思います。

レッスンでも同じこと。
それぞれのペースや気持ちに寄り添って、「この教室に来てよかった」と思ってもらえるように。
これからも、明るく楽しく、音楽のある毎日を一緒に過ごしていけたら嬉しいです。