コロナの影響は生徒さんの気持ちにも…

ご訪問ありがとうございます。
千葉県市川市昭和学院近くでリトミック・ピアノ教室を開講している、やました音楽教室の山下紗弥加と申します。

ずっと続けてくださっている50人の生徒さんに日々感謝しながら、「1レッスン1笑顔」をモットーに、和気あいあいと心の絆を大切にしレッスンしています。

この地域では、小学校の音楽会が、毎年、秋にあります。

コロナ禍となってしまってからは、みんなで歌うことや合奏などが難しくなってしまいました。

きっと、学校の先生方も本当に色々と悩まれたりしたことと思います。

昨年の音楽集会も中止になったり、クラスごとだったりと学校によって様々だったようでした。

人前で発表するものには、一定期間の準備が必要です。

ピアノの発表会も同じですが、当日開催できるかわからなくても、人前で何かを発表するためには、そこに向けて準備や練習をしなくてはいけません。

今年の音楽会は、コロナ禍であっても、できる形で…という意向が感じまして、年間行事の中には記載されていましたし、夏休み前までは「やる方向」で進んでいたように感じていました。

その学校側の意思の一つに、夏休み前に「伴奏オーディション」の配布があった学校や学年がありました。

お教室の生徒さんの中でも、楽譜ももらってきた子もいて、オーディションに向けて夏休み中に練習を頑張っていました。

でも、感染者が増えてきて、2学期スタートも不安な声があがった夏休み終盤。

生徒さんが、

「もしかしたら、音楽集会ないかもしれないなぁ~~。。。」

っと、気持ちの内を話してくれました。

一生懸命練習していて、演奏もずいぶん形となってきていましたが、音楽会が開催できるか不安な気持ちはありますよね。

でも、子供にこんな不安な思いをさせてしまう世の中に、涙が出そうでした。

まだ、学校から中止のお知らせがあったわけではないのですが、一生懸命頑張っても音楽集会がないかもしれないという不安を子どもにまでさせてしまっていることが、とてもとても辛かったです。

今までの世の中では、頑張っても結果に繋がらないことがあったとしても、頑張る場がなくなることなんて無かったのに…

今は、「頑張っても、それが当日開催されるかわからない。」という状況。

もちろん、感染拡大防止のためには大事な決断ではありますし、大人は頭では理解できますが、子どもたちはそんなに割り切れるものではないと思います。

どうか、一刻も早くこのような状況が終息して、こどもたちが諦めることに慣れてしまわない世の中になってほしいと心から願っています。

そして、そういった「頑張っても仕方がない。」と子供たちが諦めることに慣れてしまわないように、私たち大人はできる限りで、「頑張る場所」を作ってあげたいなと思います。