本番10日前のレッスン。本番から得られたもの


 

ご訪問ありがとうございます。
千葉県市川市昭和学院近くでリトミック・ピアノ教室を開講している、やました音楽教室の山下紗弥加と申します。

ずっと続けてくださっている46人の生徒さんに日々感謝しながら、「1レッスン1笑い」をモットーに、和気あいあいと心の絆を大切にしレッスンしています。


 

お教室の弾き合い会まであと少しになりました!

毎年、参加は強制ではなく“参加できる方”という形でやっていますが、今年は13名のこどもたちが参加します☆

今回はお知らせしてから、弾き合い会まであまり日にちがなく、一時は企画自体を諦めかけていたのですが、一人でも参加する方がいればやりたいなと思い、お声がけしたところ、舞台があることにワクワクしてくれる子供たちの姿にとても救われました。

ご都合悪くてご参加できない方や、迷われていた方いらっしゃいましたので、次回はまた参加してくださいね!

短い期間でも長い期間でも、一つの曲をしあげるというのはとても大変ですが、それ以上に音楽の深さを学び、成長できるチャンスだと思います。

みんな、普通のレッスンだったら、とっくに合格レベルに達するまで上手になっていますが、もっともっと素敵な演奏になるために、聞いてくれる人に良さが伝えられるようにと、みんなずっとネチネチ私に言われ続けています。笑

(今日の生徒さんは、最後は放心状態でした。笑)

芸術には終わりがありません。

完璧なんてなくて、日々悩み、でもそうすることで進化できることが芸術だと思います。

今日は「これ以上の演奏はない!」と思っても、明日になれば「もっとここをこうしたほうがいいんじゃないか?」と追求したり、試行錯誤できます。

それが、時には苦痛だと感じるときもあると思います。

でも、人は日々生きていて、気持ちも変わりますし、成長もしているので、感じ方が変わって当たり前ですよね。

小さい時に弾いていた曲を、もう一度大人になって弾くと、また違った音楽を見つけられると感じる人は多いのは、その辺りだと思います。

発表会までの毎日は修行です。笑

私も、「これで本番は完璧だ!」と思ったことはなく、直前まで、「本当にこれでいいのか?」と自分の曲と向き合います。

でも、本番は、「今までやってきたことを発表するだけで、今の自分の感じる音楽を伝えること。」と気持ちを転換させて演奏しています。

本番が近づくにつれて、きっと子供たちは、レッスンを受けるたびに、

生徒
生徒

また色々と言われちゃった~。最後まで間違えないで弾けるのになぁ~。

となったり、

こんなに新しいことを言われたけど、うちの子、間に合うのかな?

と心配になる保護者の方もいると思います。

大丈夫です!!

ピアノとはそういうものだと割り切ってください!

これはレッスンでいつも生徒さんに言いますが、

まだ発表会まで日にちがあるのに、“よくできたね!ばっちり!”と言ってしまったら、その日から練習の質は落ちて、せっかく上手になったのに下がっていく一方になっちゃうの。ピアノに完璧はないのでどんどんと素敵な演奏を目指して頑張ってほしいと思ってるんだよ!

っと、お話しています。

曲決め時期のワクワク時期。

弾けなくてイヤイヤ時期。

弾けるようになってきて楽しい時期。

弾けているのに細かい指導が入って気持ちが落ちる時期。

感じる時期や長さは人それぞれですが、その色んな時期を乗り越えて、本番では、「頑張ってきた達成感」を感じることができて、「努力の大切さ」「継続する大切さ」「人から認められる喜び」などを感じることが出来るのだと思っています。

ピアノだけではなく、きっと他にもそんな気持ちにさせてくれる習い事はあるかもしれませんが、ピアノも、色んな気持ちを感じて成長させてもらえる習い事だと思っています☆

ピアノを習う目的は人それぞれ。

舞台が一つの目標となって頑張りたい生徒さんたちもいれば、好きな曲を自分で弾いて楽しむ生徒さんもいれば、レッスンで一緒に音楽を作り上げることが楽しい生徒さんもいます。

楽しむ気持ちが一番です!

そして、せっかく習わせてもらっているピアノなので、弾けても弾けなくても関係ない!楽しまなくちゃっ!

楽しみたい気持ちをいつも応援しています☆