伴奏オーディションに挑戦

お教室をはじめて9年目になりました。

「楽しく続けてほしい」と思って通っている方が多いです。

さて、そんな小学生のとある生徒さんが、夏休みのレッスンで

先生!学校の音楽会の伴奏オーディションを受けたいので楽譜をもらってきました!

っと、言ってくれる子がいました!

私の中での生徒さんの性格は、争うような場所を好まないイメージでしたので、ちょっとびっくりしました。

なので、生徒さんが「やってみたい!」という挑戦したい気持ち、とっても嬉しかったです。

コロナ禍で、まだまだ通常の生活が送れず、時には金事態宣言が発表され、学校ではみんなで集まることがしづらい年。

そんな中、やはりまた緊急事態宣言が延長になり、音楽会が開催できるか微妙になりました。

お母さまとも連絡を取ったり、生徒さんにも「どうする?」「頑張れる?」と意思確認しましたが、なんと頼もしい一言!

「音楽会が無くなって伴奏オーディションが無くなっても、最後までちゃんと弾けるようになるまで頑張りたい!」

っと、頼もしい発言をしてくれて、気持ちが折れてしまわないか心配していた私の気持ちを一瞬で吹き飛ばしてくれました。

コンクールやオーディション、発表会などでは、「結果より過程が大事」だと言われています。

そのことを生徒さんは、ちゃんとそれを自分で感じ、「ちゃんと最後まで弾けるようになりたい。」という目標を自分で設定していました。

すごいっ!さすがっ!

なかなかできないことだと思います。

子供なので、舞台が無くなるかもと思うと、やる気が落ちてしまうのが普通だと思います。

自分でオーディションを受けると決めた生徒さん。

そして、それを応援しつつ見守るママさん。

生徒さんは、自分で挑戦を決めたので、ママが何も言わずとも自分で練習をしていたようです。

なので、本当に自分一人の力で弾けるようになっていったというお家の様子も教えてくださいました。

お教室の生徒さんにも、伴奏オーディションに挑戦してみようと思う子が出てきて、ピアノを頑張ってみようと思う気持ちがすごく嬉しいです。

ピアノが弾けることが、みんなの中で一つの趣味や特技、自信になってほしいなと思っています。