審査員の先生の中でもいろんな考え方
ご訪問ありがとうございます。
千葉県市川市昭和学院近くでリトミック・ピアノ教室を開講している、やました音楽教室の山下紗弥加と申します。
ずっと続けてくださっている46人の生徒さんに日々感謝しながら、「1レッスン1笑い」をモットーに、和気あいあいと心の絆を大切にしレッスンしています。
※お知らせ
大人のピアノコースをはじめました!
60歳以上の初心者レッスンコースになります。
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今日はオーディションやコンクールなど、順位を決めなければならないものについて、今まで私が経験してきたことや感じたことを書きたいと思います。
(このあたりは、考え方人それぞれなのであくまで参考としてお読みください。)
お教室の子たちでも学内の伴奏オーディションを受ける子が毎年いらっしゃいますし、今ちょうど頑張っている子たちがいます!
また、娘は一年に一度はコンクールに挑戦するようにしています。
ピティナステップというものには積極的にこどもたちは参加していて、ピティナステップは3名のアドバイザーから、良かった点やこれから頑張ったら良い点などを書いていただける講評というものをいただけます。(コンクールではありません!)
すべてに共通することは、「審査する先生がいる」ということ。
ピアノは楽しく弾くものだと思っているので、コンクールで順位をつけたりは芸術において本当に難しいと思っています。
審査員の好みもありますし、演奏順、演奏曲、当日の体調などもありますし、全員がその日に向かって頑張っているので、受かった落ちたの結果は毎回いろんな思いが巡り悩みます。
コンクールの審査員の先生は、とても勉強されていて有名な先生方ですが、その先生方の中でも、講評をいただくと、全く違ったことを言われていたり、点数もすごく差があったりとすることもあります。
例えば同じ演奏を聴いていただいても、「きれいな音楽の流れができていました!」と書かれている先生もいれば、「もっと音楽を流れるように意識しましょう。」と別の先生に書かれることだってあるのです。
そんなとき、どうしたらいいと思いますか?
何を信じたらいいかわからなくなりませんか??
私は、常に、自分の師事している先生を信じています。
審査員の先生は素晴らしい先生です。でも、たった1回演奏を聴いていただいただけです。客観的に聞いていただけたり、ホールで他の子と比べて聴いていただけたり、瞬時に判断して頂いたりと、もちろん素晴らしいことには変わりないのですが、やっぱり今までの過程や本人のことを一番わかっているのはレッスンをしていただいている先生です。
娘の場合は、毎回講評を娘の先生に見ていただき、先生が「そうね、たしかに流れがもっとあってもよかったね。」と言われれば、そうだろうし、「流れていたから大丈夫よ!」と言ってくだされば、そうなのです。
(と、私は思っています。)
結局はいろんな先生がいるので、何を信じるかなのです。
審査員の先生がどこを重視しているかは、受ける側からはわかりません。
コンクールでは誰が通過したかは発表されるので、「あの子より私の方が上手だったのに、どうして私が落ちたの!?」ということもあるようです。みんな、それほど一生懸命なのです。
自分の足りなかったところをしっかりと受け止め、次に繋げられることができれば、必ず伸びます。経験は無駄にはなりません。
娘は、コンクールでミスタッチしたことがあります。
弾きなおししてしまったこともあります。
それでも、通過させていただいたこともありました。
もちろん、ミスタッチをしないことは大事ですが、ミスタッチしなければ通過するということでもないのだと経験させていただきました。(その時の会場や審査員やコンクールにもよると思うので、一例です。)
同じように伴奏オーディションでも、何を重視するかは音楽の先生によって違います。
また、先生によってもオーディション方法は様々です。
私が聞いたことがあるのは、音楽の先生だけでなく、その学年の先生たちも、審査員として、体育館でオーディションだったり、音楽室で1人ずつオーディションだったり、最初から最後まで弾かせる先生もいれば、先生が当日指定した小節から弾きはじめてもらうなど、本当に様々。
こればっかりは、ピアノの先生としては、なんともわかりません。
最終的に何を大事にするかは先生によって違うと思いますので、どこを審査されるかを考えるより、自分の音楽をしっかりと持って演奏することのほうが、大事かなと思ったりしています。
あまりたくさんの意見を聞きすぎると、ぶれてしまいますので、ご自分の先生を信頼してついていってほしいなと思います。
それは、Youtubeの演奏にもつながることかなと思います。
同じ曲でも弾き方が全然違っている場合、何を信じますか?
どれもダメじゃなくて、どれも素敵な演奏ですし、その子と先生が作り上げた音楽なのです。
一つの例として参考にするのはいいですが、それが正しいととらえてしまうと、習っている先生との音楽づくりも難しくなりますよね。
先生探しの一つで、「先生の音楽が好きかどうか」も大事なポイントだそうです。(自分で書いてて心苦しくなりますが。笑)
ということで、長くなりましたが、音楽は一つじゃない。色んな審査員がいる。ということで、審査員によって演奏は変えられないので、自分の演奏をすることを目標に!
を、伴奏オーディションやコンクールを受けたいなと思っている子は、少し頭に留めていただけたらいいなと思っています!