伴奏オーディションで得てほしいもの

※2021年の記事を再編集。

音楽集会の参観にいってきました。

小さかったこどもたちは、すっかりお兄さんお姉さんになり、きれいに歌えるようになり、迫力もありつつ、みんなで気持ちを一つにして伝えてくれて、驚きと感動をいただきました。

生徒さんの中には、今年も数名、伴奏オーディションに挑戦していました。

選ばれなかった子、選ばれた子、それぞれいましたが、みんな短い期間で本当によく一生懸命頑張っていました。

伴奏にはなれなかったけど、「2番目に上手だったから指揮者に選ばれました!」と報告してくれる子もいました。

悔しい思いもあると思いますが、自分に与えられた使命をしっかりと受け止め、前に向かって進んでる姿を嬉しく思いました。

今年の生徒さんたち。

伴奏で惜しくも選ばれなかった子たちがなんと。

音楽集会当日まで、伴奏曲を弾くことを続けていました!!

悔しくて弾き続けていたり。

その曲が弾けるようになって嬉しくて弾き続けていたり。

様々な理由もあると思いますが、でも、受けてダメだったから終わりにするではなく、音楽集会までは弾き続けるということを自分で決めて、いつもレッスンに持ってきてくれていました。

私から何か言ったわけではないのですが、みんなの色んな気持ちが伝わってきて、ぐっとくるものがありました。

悔しい思いをした子は必ず成長します。

むしろ、成長してほしいと思っています。

このまま終わってほしくないです。

せっかく悔しい思いをしたのだから、それを今度はバネにして成長してほしいです。

まだまだ伸びる!

そして、伴奏に選ばれた生徒さんもいます。

おめでとう!

頑張りたいと思ったら、まずはトライする!

それが何よりも大事なことだと思います。

忙しい生徒さんでしたが、有言実行し日々の練習もさることながら、レッスンも詰めて来てくれました。

ピアノって日々頑張ることももちろん大事ですが、やっぱり「やってみたい!」「挑戦してみたい!」っていう気持ちも同じくらい大切。

本番での演奏も聞かせていただきましたが、本当によく立派に弾き切って素晴らしかったです。

小さい時から通ってくれている生徒さんでもあるので、立派になったなぁっと親戚のおばちゃん目線で感慨深くなりました。

みんなが、ピアノに合わせて歌ってくれて…素晴らしい経験ですよね!

オーディションは結果が出てしまいます。

上手に弾けていても、誰か1人を伴奏に選ばなければいけない先生の心情もお察しします。

でも、選ばれても選ばれなくても、大事なのは、『挑戦すること』『自分なりにベストを尽くすこと』『今回の経験を次に生かすこと』だと思います。

だから、挑戦者はみんな素晴らしい!

選ばれて嬉しい気持ちもとっても大事。

でも、落ちたからってダメではないし、一緒に頑張った相手にも謙虚に敬意を払えるとかっこいいですよね☆