ピアノを習わす親にとってのご褒美
子どもが何かに向かって一生懸命になっている姿ほど、
親にとって胸が熱くなるものはありませんよね。
「先生、伴奏やりたいんです」
と話してくれる生徒さんたちの気持ちが本当に嬉しいんです☺️
ピアノ講師という立場である前に、
私自身も2人の子どもの“親”。
“やりたい”と言ってくれることを、どれほど応援したいか✨
もちろん、伴奏なので、オーディションもあるし、練習もしないといけないし、簡単ではないです。
それなのに、
「やってみたい」というその気持ちが湧き上がったこと。
それを親や学校の先生、そして私に伝えてくれたこと。
そして実は、保護者の方が一番嬉しいのは、
その結果ではないのだと、私は長年の指導の中で感じます。
■ 「完璧な演奏」よりも大切なこと
保護者の方からメールをいただいたり、お話しする機会があるときに、よく言われるのが、
「上手に弾けるかどうかより、
楽しそうに頑張っている姿を見ると嬉しくなるんです。」
・音が外れてもいい
・思うようにいかなくてもいい
・ミスしたって、舞台に立って弾く姿をみたい
親は分かっています。
だからこそ、
「頑張る姿を見せてくれること」
そのものが、一番のご褒美なんです。
ピアノは、毎日人前で弾いて褒めてもらえるものではありません。
ピティナステップやコンクールに挑戦していると、人前で弾く機会は多くなりますが、そうではなければ、舞台で弾く機会は1年〜2年に1回くらいでしょうか。
大勢の前に立つ機会は限られてます。
コツコツと、地道に練習を積み重ねる。
その積み重ねがあるからこそ、
一回の舞台で弾く姿は人を感動させるし、
子どもたちは一段と輝いて見えます。
なかなか無い習い事ですよね。
■ レッスンで見せてくれる “頑張る姿”
伴奏の練習をしていた生徒さんは、合唱祭前の数週間、曲に向き合う姿を、私は毎回のレッスンで見ていました。
音が取れた日、
テンポが安定してきた日、
自信がついてきた日。
その成長の一つひとつが、
私にとっても喜びであり、励みになります。
ピアノのレッスンは、
ただ技巧を伝えたり、曲を教えたりする場ではなく、
子どもたちの努力を受け止め、
「今日もよく頑張ったね」
「できること増えたね」
「成長してるよ」
と伝える時間でもあります。
■ 子どもを信じ、見守ってくれる保護者の存在
子どもを信じる、といってもやっぱり親は心配。
それが親なんですよね。
子どもの成長を信じて見守ってくれる親の理解と存在があってこそ、ピアノは続けられるなと思います。
■ これからも保護者と一緒に、子どもたちを支えたい
私は、レッスンを通して、
・毎週、少しずつできることが増えていくこと
・難しい曲にチャレンジする姿
・思うように弾けず悔しそうなお顔
・それでもまた翌週元気に来てくれる子どもたちの前向きな姿
そういう姿を見せてもらえることが、
私にとってもご褒美です。
これからも、
保護者の方と一緒に、
子どもたちの成長を温かく見守り、
励まし、支えていきたいと思っています。
頑張る姿は、誰かを幸せにします。
そしてその姿を見せてくれる子どもたちこそ、
私にとっても宝物なんです🤭❣️
