ピアノが伸びる子の共通点は「音符カード」
ピアノレッスンをしていると、どの学年でも「伸びている子」には共通点があるなと感じていたので、今日はそのブログを書いてみようかと思います。
そのひとつが、導入期の“音符カード”をコツコツ続けていること。
今日は、私のお教室で大切にしている「音符カードの習慣」についてお話ししてみたいと思います。
■ 導入期に取り入れている大事な習慣
お教室では、週に一回のレッスンの中に「音符カード」を取り入れています。
始めはほんの数枚から。
無理のない枚数で、すぐ読めるところからスタートします。
今のカードをスラスラ読めるようになったら、
次の週は 1~2枚だけ増やす。
少しずつ、少しずつ、読める範囲を広げていきます。
この“ちょっとずつ増える”というのが子どもたちにはちょうど良いようで、
「できた!」の積み重ねが自信になり、意欲にもつながります。
■ お家でコツコツ続ける子は、やっぱり強い
レッスンでもカードをしますが、
本当に伸びる子は お家でも毎日コツコツ続けている子。
カードをパッパッと読み進める習慣がついていると、
- 新しい曲の読みが早くなる
- 音符でつまずかないので練習がスムーズ
- 両手の練習にも早く進める
- 曲への抵抗が小さい
など、良い循環が回り始めます。
“読める”ことは、導入の土台をしっかり固めてくれるんですよね。
■ 導入期にしっかりやっていた子は、大きくなっても強い
長年レッスンをしていて実感しているのですが、
導入期に音符カードをしっかりやっていた子は、学年が上がってからも伸び続けます。
特に感じるのは、
- 一曲を最後まで弾けるスピードが速い
- 新しい曲に抵抗がない
- 自分で譜読みできる力がある
という点。
小学生・中学生になってから
「譜読みが速い子」は、音符を読むのに全く抵抗がない。
“音符カードはピアノの練習じゃないからやらない…”っと、とばしてしまうと、
なかなか音符を読めずに、ピアノは難しくなってきてつまずきの原因の一つになってしまいます。
だからこそ、導入期の音符カードは本当に大切。
■ 上達したいなら、「音符カード」を大事に
大きくなってから
「上達したいんです!」
「もっと速く弾けるようになりたい!」
と言ってくれる子もいます。
そんなときにも、まず見直すのは
音符が正確に、迷わず読めているかどうか。
迷わず読めることは、大きな武器になります。
なので、お家では
音符カードの習慣
をおすすめしています。
理想は、1分でカードがサッと読めること。
積み重ねが、半年後・1年後の大きな差になります。
うちの子たちも、導入期の音符カードは毎日していました!
一人でぱっと楽譜をみて読めるようになるまで(半年~1年くらい?)、続けていた気がします。
特別なことはしていません。
生徒さんたちに出している宿題と同じように、毎日一回音符カードをやるだけです。
■ 最後に
ピアノは「続けること」も「上達すること」も、簡単ではありません。
でも、毎日の小さな積み重ねは、必ず力になります。
音符カードは、その第一歩。
導入期だけのものではなく、
“弾ける子”になるための大切な習慣です。
ぜひ、挑戦してみてくださいね🎹🌸
