イベントをする意味

最近、夏の弾き合い会の案内をしながら、改めて考えていることがあります。

私はこれまで、

「本人が楽しく続けられているなら、それが一番」

と思ってレッスンをしてきました。

今もその考えは変わりません。

人前で演奏するのが苦手な子もいます。

大勢の前に出るより、自分のペースで楽しみたい子もいます。

レッスンに来ること自体が楽しみで通っている子もいます。

それぞれの性格や目標があるので、「発表会に絶対参加!」とは思っていません。

でも、教室を続けていく中で、保護者の方からこんなお話を伺うことがあります。

「家ではなかなか練習しなくて…」

「最近はピアノを弾いているところを見る機会がなくなってしまって…」

「発表会は苦手で出たがらないんです…」

そんなご相談を受けるたびに、

「それも一つの形ですよね」

とお話ししてきました。

でも、長く教室を続ける中で、私自身も気づいたことがあります。

それは、

人前で演奏すること。

誰かの演奏を聴くこと。

教室の仲間の存在を感じること。

そんな経験もまた、ピアノを続ける大きな力になるということです。

同じ教室に通っていても、

「こんな曲を弾けるんだ!」

「私もやってみたい!」

「次はあの曲に挑戦したい!」

そんな気持ちが生まれることがあります。

また、おうちの方にとっても、

「こんなに弾けるようになったんだ」

と成長を感じられる機会になることがあります。

ピアノは、一人で向き合う時間が多い習い事です。

だからこそ、

誰かに聴いてもらう。

誰かの演奏を聴く。

音楽を共有する。

そんな時間も大切なのではないかなと思うようになりました。

もちろん、全員が同じ楽しみ方をする必要はありません。

発表会が好きな子もいれば、苦手な子もいます。

大きな舞台が好きな子もいれば、小さな会の方が参加しやすい子もいます。

だからこそ教室としては、

発表会だけではなく、弾き合い会なども通して、

「こんな楽しみ方もあるよ」

ということを子どもたちに伝えていけたらと思っています。

もちろん、たまにしか会わない仲間なので、学校のお友達のように仲良くなるのは難しいかもしれません。

また、初めて参加する子にとっては、そんな輪の中に入ること自体、とても勇気のいることだと思います。

だからこそ私も、少しでも安心して参加できるように、みんなが自然と話せるように、お節介先生になってしまいます(笑)

「○○ちゃんも、ちいかわ好きだよ!」

「○○くんも、そのYoutubeみてるよ!」

そんなふうに声をかけながら、少しずつ教室のつながりが生まれていったら嬉しいなと思っています。

音楽を通して、

弾く楽しさ。

聴く楽しさ。

誰かと共有する楽しさ。

そんな経験が増えていったら嬉しいです✨