音楽大学の芸術祭に行ってきました!クラシック音楽の魅力と、ピアノを学ぶ意味を再発見

先日、音楽大学の芸術祭に行ってきました!

音楽大学ならではの企画が盛りだくさんで、演奏を聴いたり、楽器体験をしたり、楽譜を探したり……。

音楽にたっぷり触れられる、とても楽しい一日でした。

その中でも、特に心に残ったことがあります。

それは、学生さんたちが有志で開催していた演奏会です。

学生たちが自分たちで作り上げる演奏会

大学の中では、各教室で30分から1時間弱ほどの演奏会が開かれていました。

ピアノ連弾や管楽器、弦楽器、歌など、演奏の組み合わせもさまざま。

それぞれの演奏会に個性があり、曲の選び方やプログラムの構成にも工夫が感じられました。

ただ自分たちが演奏したい曲を演奏するだけではなく、聴きに来た人たちにも楽しんでもらえるように考えられていることが伝わってきます。

学生さんたち自身が音楽を楽しみながら、聴く人を楽しませようとしている。

そんな姿が、とても素敵でした。

そして、私が何より嬉しかったのが、演奏会場の光景です。

教室の席だけでは足りず、立ち見の人はもちろん、廊下にまで演奏を聴いている人がたくさんいたのです。

ポップスだけではありません。

クラシック音楽の演奏にも、多くの人が集まっていました。

「音楽が好きな人って、こんなにたくさんいるんだ!」

そう感じられたことが、本当に嬉しかったです。

音楽を学ぶ学生さんたちの素晴らしい演奏を聴けたことはもちろん、音楽を楽しみに集まる人たちの姿にも、心を動かされました。

クラシック音楽って、今の子どもたちにとってどんな存在だろう?

最近、私は「クラシック音楽とは何だろう?」と、よく考えます。

今の子どもたちの周りには、AIやスマートフォン、テレビ、インターネットなど、たくさんのものがあります。

ボカロやデジタル音楽も身近ですし、アニメや映画、ゲームの音楽など、魅力的な曲が次々と生まれています。

今を生きる子どもたちにとって、そうした音楽が身近で、楽しく、自然に心に響くのは、とてもよく分かります。

「この曲をピアノで弾いてみたい!」

そう思える曲に出会えることは、ピアノを続けるうえでも大きな喜びです。

ウルトラマンやプリキュア、ディズニーの曲だって、弾けるようになったら最高ですよね。

私は、子どもたちが好きな曲を弾きたいと思う気持ちを、大切にしたいと思っています。

では、クラシック音楽の魅力って?今の子たちにはどうなんだろう?

今では生まれない、昔の音楽に触れる面白さ

クラシック音楽の多くは、今のようにスマートフォンやAI、デジタル機器が身近ではなかった時代に作られました。

作曲家たちは、どんな景色を見て、何を感じ、どんなことを考えて音楽を生み出したのか。

嬉しさや悲しさ、喜びや苦しみ。

壮大な自然や、心の中にある言葉にしにくい感情。

音楽を聴いたり、実際に自分で弾いてみたりすると、そうしたものが音の中に込められているように感じることがあります。

もちろん、今の時代にも素晴らしい音楽はたくさん生まれています。

クラシックが優れていて、ポップスが劣っているということではありません。

それぞれに違った魅力があります。

ただ、昔の人たちが残してくれた音楽には、今の私たちが普段触れている音楽とはまた違う、時代を超えた面白さがあると思うのです。

たとえば、歌舞伎や歴史、着物などが好きな人がいるように、昔から受け継がれてきたものには、知れば知るほど面白くなる世界があります。

クラシック音楽も、そんな世界の一つなのかなと思います。

作曲家が生きた時代を知る。

その人の人生を知る。

そして、なぜこのような曲を作ったのだろうと想像してみる。

楽譜に書かれた音符を弾くだけではなく、その向こう側にいる人の人生を、少しのぞいてみることができる。

私は、そこにもクラシック音楽の大きな魅力があると感じ、今回の演奏会で、そんなことを感じました。

好きな曲を弾くことと、音楽の基礎を学ぶこと

ピアノを習い始めるきっかけは、人それぞれです。

好きなアニメの曲が弾きたい。

憧れの曲を自分で演奏してみたい。

学校で伴奏をしてみたい。

きれいな音でピアノを弾けるようになりたい。

どれも素敵なきっかけです。

そして、好きな曲を弾けるようになることは、大きな達成感につながります。

一方で、その曲を弾けるようになるためには、音符を読む力やリズム感、指を動かす技術、音を聴き分ける力など、さまざまな力が必要になります。

そうした基礎を学んでいく中で、最初は難しかった曲にも挑戦できるようになり、表現できる音楽の幅も広がっていきます。

また、クラシック音楽に触れることで、今まで知らなかった時代や作曲家、音楽の歴史に出会うこともできます。

好きな曲を弾く楽しさを入口にして、音楽の世界がどんどん広がっていく。

それは、ピアノを学ぶことの素敵なところだと思います。

クラシックを好きにならなければいけない、ということではありません。

ポップスが好きでも、アニメの曲が好きでもいい。

いろいろな音楽に触れながら、自分の好きなものを見つけていけたら、それが一番だと思います。

音楽を楽しむ未来につながるレッスンを

今回、音楽大学の芸術祭で、学生さんたちが楽しそうに演奏する姿や、それを楽しみに集まる人たちを見て、改めて感じたことがあります。

音楽は、ただ上手に演奏するためだけのものではないということです。

自分で演奏する楽しさ。

誰かの演奏を聴く楽しさ。

仲間と一緒に音楽を作り上げる楽しさ。

そして、昔の作曲家が残してくれた音楽を通して、今まで知らなかった世界に出会う楽しさ。

ピアノを学ぶことは、そうした楽しみ方を知るきっかけにもなるのだと思います。

子どもたちが今好きな曲を大切にしながら、少しずつ演奏する力を身につけ、いつか自分の知らなかった音楽にも興味を持ってくれたら嬉しいです。

そして、何年経っても、何歳になっても、音楽が自分の人生を豊かにしてくれる存在であってほしいと思います。

音楽大学の芸術祭で、音楽の楽しさを改めて感じることができました。


来年は、生徒さんを誘ってみんなで行けたらいいなと思います♬