中学生になってもピアノは続けられる?部活・勉強との両立のコツ
中学生になったら、部活も勉強も忙しくなる。
ピアノは続けられるのかな?
小学生の頃からピアノを習っているお子さんの保護者の方から、そんなご相談をいただくことがあります。
中学生になると、生活は大きく変わります。
部活動が始まり、帰宅時間が遅くなる。
定期テストもある。
塾や他の習い事がある。
小学生の頃のように、毎日ピアノを練習することが難しくなる子も少なくありません。
では、そんな中でピアノを続けることはできるのでしょうか?
私の教室には、中学生になってからもピアノを続けている生徒さんがたくさんいます。
今回は、実際に教室に通っている中学生の様子をお伝えします。
♬中学生になると、練習時間は減っても大丈夫?
正直に言うと、
中学生になって練習時間が減るのは、珍しいことではありません。
小学生の頃はコツコツ練習していた生徒さんでも、中学生になると、
「学校が終わって部活が終わったら、眠たくてしょうがないです」
と話してくれることがあります。
小学生の頃には聞かなかった言葉です。
でも、それは仕方のないことでもあると思っています。
学校、部活、宿題、テスト勉強。
小学生の頃とは、生活そのものが変わってきます。
なので私は、
「中学生になったら、今までと同じように練習しなければいけない」
とは思っていません。
もちろん、練習すればするほどピアノの力はついていきます。
でも、それ以上に、
「忙しくなっても、どうやったらピアノを続けられるか」
を考えることも大切なのかなと思っています。
♬部活とピアノを両立するには?
実際に教室の中学生を見ていると、それぞれいろいろな方法でピアノを続けています。
例えば、
●部活がない日にレッスンに来る生徒さん
部活がない唯一の日にレッスンに来てくれている生徒さんがいます。
「そんな日はゆっくり休みたいんじゃないかな?」
と思ったのですが、
「大丈夫です!」
と、できる限りピアノを続けられる方法を考えて、曜日をやりくりして来てくれています。
●部活後の遅い時間にレッスンに来る生徒さん
運動部に入部して、部活後の遅い時間にレッスンに来てくれている生徒さんもいます。
「大丈夫?疲れてない?大変な時は言ってね!」
と声を掛けたら、
「全然大丈夫です!!!ピアノのレッスン大好きなんで、疲れなんてふっとびます!」
と言ってくれました。
こんなことを言ってもらえると、先生としては本当に嬉しいです♡
もちろん、みんなが同じようにできるわけではありません。
部活で疲れている子もいれば、時間的に難しい子もいます。
だからこそ、その子の生活に合わせて、
「どうしたら無理なく続けられるか」
を一緒に考えていけたらと思っています。
♬勉強が忙しいときはどうする?
中学生になると、部活だけではなく勉強も忙しくなります。
特に定期テスト前は、ピアノの練習まで手が回らないこともあります。
また、部活の大会や試合などが重なることもあります。
実際に教室の生徒さんを見ていると、
◆週に1回、レッスン前に弾いている
◆自分の好きな曲を、日曜日などに弾いている
(レッスン曲の場合もあれば、遊びの曲の場合もあります)
◆全く弾けない
◆消音ピアノで、できるときに練習する
など、本当にさまざまです。
テスト前や、部活で大会や試合があると、一週間まったく弾けない子もいます。
「あ、今週は全然弾けなかった!」
ということもあれば、
「やばい!!」
と自分で感じた時に、翌週は頑張って練習してきてくれる子もいます。
♬練習できなくても続けていい?
私は、
それでいいと思っています。
もちろん、ピアノは積み重ねの習い事なので、練習をすればするほど上達していきます。
でも、
「毎日練習できないなら、ピアノを続ける意味がない」
とは思っていません。
私は、
毎日ずっと頑張り続けることって、私自身もできないし(笑)、毎日頑張り続けられなかったらピアノを習えない、というのは寂しいな
と思っている人間なんです。
大人だって、
「今週は頑張れた!」
という時もあれば、
「今週はちょっと無理だった……」
という時がありますよね。
子どもも同じだと思います。
できるときに頑張る。
できないときは少し休む。
そして、またできるようになったら戻ってくる。
そんなふうに、長くピアノを続けていくことも大切なのではないかなと思っています。
♬中学生になったら、練習量だけを見なくてもいい
中学生の保護者の方からすると、
「最近、全然練習していないけど大丈夫かな?」
と心配になることもあると思います。
でも、少しだけ見方を変えてみてもいいのかなと思っています。
例えば、
毎日練習しているかどうかだけではなく、
「今もピアノを好きでいてくれているかな?」
と見てみること。
好きな曲を弾いている。
たまに思い出したようにピアノを弾いている。
学校の伴奏に挑戦してみたいと言っている。
忙しくてもレッスンには来ている。
「ピアノを続けたい」と言っている。
そんなことも、とても大切なことだと思います。
♬保護者やご家庭のご理解も大切
そして、私が中学生の生徒さんたちを見ていて感じる、共通することがあります。
それは、
【保護者やご家庭のご理解】
です。
●毎日弾いていないけれど、弾く日もあることが嬉しい
●毎日弾かないけれど、自分で考えて練習していることが嬉しい
●好きな曲があることが嬉しい
●本人の息抜きになっていることが嬉しい
そんなふうに思っていることが、保護者の方とのやりとりから感じられます。
もちろん、練習しないことでモヤモヤすることもあると思います(笑)。
「もう少し練習してくれたらな……」
と思うことも、きっとありますよね。
でも、少し客観的に見守ってくださるご家庭だからこそ、忙しい中でもピアノを続けられているのかなぁと思っています。
♬ピアノを続けることに意味があると思う理由
ピアノって、残念ながら、やめたらできなくなる習い事です。
もちろん、ピアノレッスンをやめても、自分で弾き続けていれば維持することはできます。
でも、レッスンもなく、聴いてもらう場もなく、目標もなく、ただただ弾き続けるというのは、なかなかできません。
子どもなら、なおさらです。
だから、どんな習い事にも、目標となるものがあるのだと思います。
試合だったり、舞台だったり、試験だったり。
ピアノなら、発表会や学校の伴奏、コンクールなどが、そのひとつになるのかもしれません。
でも、目標は大きなものでなくてもいいと思っています。
「この曲が弾けるようになりたい」
「好きな曲を弾いてみたい」
「学校で伴奏してみたい」
「レッスンで先生に聴いてもらいたい」
そんな小さな目標でもいい。
その時々で、その子なりの「ピアノを続ける理由」があればいいのかなと思っています。
♬ピアノがある人生もあります
ピアノがない人生も、もちろんあります。
でも、
ピアノがある人生もあります。
せっかく習っているなら、
「ピアノやっててよかった」
と思えるような人生になればいいですね♡
それは、コンクールで賞を取ることかもしれません。
学校で伴奏をすることかもしれません。
好きな曲を自分で弾けるようになることかもしれません。
大人になって、ふとピアノを弾きたくなることかもしれません。
せっかく習っているなら、
「ピアノやっててよかった」と心から思える瞬間を、一人ひとりが見つけてくれると嬉しいです。
その積み重ねが、人生の宝物になると信じています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
中学生になると、生活も大きく変わります。
小学生の頃と同じように練習できなくなるのは、当たり前のことかもしれません。
だからこそ、
「練習できない=ピアノを続けられない」
ではなく、
「今の生活の中で、どうしたらピアノを続けられるかな?」
と、一緒に考えていけたらと思っています。
私のお教室では、忙しい中でもピアノを続けている中学生、高校生の生徒さんがいます。
これから中学生になるお子さんや、部活とピアノの両立に悩まれている保護者の方の、何か参考になれば嬉しいです😊
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