伴奏オーディションのレベルはどれくらい?選ばれるために大切なこと

「学校の伴奏オーディションって、どのくらい弾ければ挑戦できるのでしょうか?」

毎年、秋頃になると保護者の方や生徒さんから、合唱祭の伴奏についてご相談をいただくことがあります。

合唱祭で、みんなの歌声を支えながらピアノを弾く姿は、とても憧れますよね。

一方で、

「うちの子にはまだ早いのかな?」

「どのくらいのレベルになったら挑戦できるのかな?」

と悩まれる方も多いと思います。

結論から言うと、伴奏オーディションに必要なレベルは、学校や曲によって大きく変わります。

ただ、共通して大切になるのは、短期間で楽譜を読み、仕上げていく力です。

今回は、これまで生徒さんたちの伴奏への挑戦を見てきた経験から、伴奏オーディションに向けて大切だと思うことを書いてみたいと思います。


伴奏オーディションは何年生から挑戦できる?

学校によって違いますが、伴奏オーディションは4年生頃から行われる学校が多いように感じます。

ただ、1年生や2年生で挑戦できる学校もありますし、反対に学年が上がったから必ず伴奏譜が難しくなっていくというわけではありません。

合唱曲によって、伴奏の難易度は大きく変わります。

歌が難しい曲で、伴奏は控えめな場合もありますし、逆に歌いやすい曲でも伴奏が華やかで難しい場合もあります。

そのため、

「何年生だからこのくらい弾けるレベルに達していればいい」

というよりも、その曲をどれだけ短期間で仕上げられる力があるかが大切になります。


伴奏オーディションで大切なのは譜読みの力

伴奏オーディションで大きな壁になるのは、実は練習時間よりも「譜読み期間の短さ」です。

多くの学校では秋頃にオーディションがあります。

学校によっては夏休み前に楽譜をもらい、時間をかけて練習できる場合もあります。

一方で、夏休み明けに楽譜をもらい、2週間ほどでオーディションという場合もあります。

以前、生徒さんの中には、楽譜をもらってから数日後にオーディションというケースもありました。

そのため、初めて見る楽譜でも、早く内容を理解して形にしていく力が必要になります。


伴奏オーディションに必要なレベルの目安

もちろん曲によって難易度は違うため、一概には言えません。

ただ、これまで生徒さんたちが挑戦してきた伴奏曲を考えると、

ツェルニー30番程度の曲を、1週間ほどで譜読みできる力

が、一つの目安になるのではないかと感じています。

(曲の長さや難易度によって変わりますので、あくまで参考です。)

ただし、伴奏で大切なのは、難しい曲を弾けることだけではありません。

伴奏は、ピアノソロのように自分だけが目立てばいい演奏ではなく、歌を支える役割があります。

自分の演奏に一生懸命になりすぎて、歌声が聞こえなくなってしまうのではなく、

「歌いやすい伴奏」

「みんなが安心して歌える伴奏」

をすることも、とても大切です。


合格するために必要なのは、普段の積み重ね

「伴奏の曲を頑張って練習すれば弾けるようになりますか?」

と聞かれることがあります。

もちろん、その曲を練習することは大切です。

でも、伴奏曲だけを一生懸命練習するよりも、普段の教本を丁寧に進めている子は、初めて見る楽譜への対応力が少しずつ身についています。

例えば、走ることと似ています。

運動会の前だけ一生懸命走る練習すれば、少し速くなるかもしれません。

でも、普段から練習を積み重ねている子は、自分のペースを考えながら安定して走ることができます。

ピアノも同じです。

毎日の小さな積み重ねが、いざという時の力になります。


伴奏に挑戦することには、大きな意味があります

伴奏オーディションというと、「選ばれるかどうか」に注目されがちです。

もちろん、選ばれたら嬉しいですよね。

でも私は、挑戦すること自体に大きな価値があると思っています。

「この曲を弾いてみたい」

「みんなの前で演奏してみたい」

そう思って、自分から楽譜をもらいに行ったり、練習に取り組んだりする経験は、とても大切です。

当教室でも、これまで多くの生徒さんが学校の伴奏に挑戦し、選ばれた経験があります。

ですが、私が一番大切にしているのは、結果だけではありません。

挑戦する中で、自分で考え、努力し、成長していく過程こそが大きな力になると思っています。


結果だけで自分の演奏を決めないでほしい

オーディションの結果は、時には悔しいものになることもあります。

また、審査する先生によって大切にするポイントが違うこともあります。

音の美しさを大切にする先生もいれば、表現力や全体の雰囲気を大切にする先生もいます。

だからこそ、結果だけで

「自分はダメだった」

「自分のピアノは良くなかった」

と思ってほしくありません。

挑戦するために努力した時間、練習した過程、舞台に向かおうとした気持ちは、決してなくなりません。


伴奏への挑戦を応援しています

伴奏オーディションに挑戦したいと思う気持ちは、とても素敵なことです。

いつか伴奏者になりたいと思っている子は、伴奏曲だけを頑張るのではなく、ぜひ普段の練習を大切にしてください。

毎日の小さな積み重ねが、未来の自分の力になります。

当教室では、伴奏を目標にする生徒さんにも、普段のレッスンから譜読み力や表現力を少しずつ育てています。

「いつか伴奏に挑戦してみたい」

そんな気持ちを大切に、一人ひとりの成長をサポートしています。



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