伴奏オーディションやコンクール|審査員によって評価が違う理由

伴奏オーディションやコンクールを受けたあと、

「どうしてあの子が選ばれたの?」

「先生、私の演奏は良くなかったの?」

そんな言葉を聞くことがあります。

一生懸命練習してきたからこそ、結果が出たときは嬉しかったり、悔しかったり…。

今日は、審査について私が感じていることを書いてみたいと思います。


評価には「正解」が一つではありません

ピアノは点数だけで評価できるものではありません。

音色

表現

流れ

テンポ

響き

歌わせ方

どこを大切にするかは、審査する先生によって違います。

私の娘もコンクールに挑戦してきました。

また、ピアノ検定や舞台練習の場、発表会など幅広い目的として開催されるピティナステップ(コンクールではありません)では3人の先生から講評をいただけます。

同じ演奏なのに、

「音楽の流れがとても良かったですね。」

という先生もいれば、

「もっと流れを意識しましょう。」

と書かれる先生もいました。。

ん?どうゆうこと?

どちらが正しいのでしょうか。

私は、

どちらも正しい

と思っています。

それぞれ違う視点で聴いてくださっているからです。


私が一番信頼しているのは、普段の先生です

審査員の先生は、その日一度だけ演奏を聴いてくださいます。

一方、普段レッスンしている先生は、

その子がどんな練習をしてきたか、

どこで悩み、

どれだけ成長したかを知っています。

だから私は、講評は必ず娘の先生にも見ていただきました。

「ここは確かに課題だったね。」

と言われることもあれば、

「ここは気にしなくて大丈夫。」

と言われることもありました。

その言葉を信じて、次へ進んできました。


ミスをしたのに通過したこともありました

娘はコンクールで、

ミスタッチをしたことがあります。

弾き直してしまったこともあります。

それでも通過したことがありました。

もちろん、

ミスをしないことは大切です。

でも、

ミスをしなければ通る

というものでもありません。

音楽全体をどう評価するかは、

審査員によって違います。


学校の伴奏オーディションも同じです

伴奏オーディションも、

学校によって方法は本当に様々です。

音楽の先生だけで審査する学校。

学年の先生全員で審査する学校。

体育館で演奏する学校。

音楽室で一人ずつ演奏する学校。

全部弾く学校。

途中から弾く学校。

先生によって、

「何を大切にするか」

は違います。

だから、

結果だけを見て、

「自分はダメだった。」

と思ってほしくありません。


私が子どもたちに伝えたいこと

伴奏オーディションもコンクールも、

挑戦すること自体が素晴らしい経験です。

結果は一つしかありません。

でも、

努力した時間

勇気を出して挑戦したこと

音楽と向き合った日々

それは誰にも奪えません。

もし結果が思うようにならなくても、

あなたの演奏の価値まで否定されたわけではありません。

音楽には一つの正解はありません。

だからこそ、

私はこれからも、

結果だけではなく、

そこまで頑張った過程を大切に見ていきたいと思っています。


最後に

伴奏オーディションやコンクールでは、

審査員によって評価が違うことは珍しくありません。

だからこそ、

「どんな結果だったか」だけではなく、

「どんな演奏を届けられたか」

を大切にしてほしいと思っています。

そして、普段から一緒に頑張っている先生を信じ、自分らしい音楽を届けてください。

その経験は、きっと次の挑戦につながると思います。